祖母が利用する訪問看護

私の祖母は、余命宣告されていてもう先が長くありません。
私はそれを聞いたときすごく悲しかったけど、祖母は全てを受け止めた上で優しく微笑んでいました。
ボケずに死ねるなんて本望だと、病院のベッドで明るく話していたのをよく覚えています。
年を取ると、そんなになんでも達観して考えることができるの?と不思議でした。

入院生活は短いもので、これ以上は手の施しようがないということで在宅療養に切り替わりました。
それからは訪問看護を利用して、自宅で生活しています。
祖母は寝たきりというわけではないけれど、動いているとやはりしんどそうでした。

私は今年30になります。
祖母は95です。
大往生だとみんな言っています。
私はおばあちゃん子なので、30になるのにまだおばあちゃん離れができていないようです。

祖母にひ孫を見せてやりたかったけど、それももう叶いません。
周りがそうやって「早く結婚しなさい」「早く相手を見つけなさい」という中、祖母だけは私の味方でした。
この子にはこの子の幸せがあるのだから、周りがとやかく言ってはいけないのだと。
いつも私を守ってくれました。

だんだん弱っていく祖母を見るのは辛いけど、ちゃんと看取ることができたら私にとっても本望です。
悲しんでばかりではダメで、だんだん私も少しずつ前を向いています。